会社は本業で稼いでこそ!
営業キャッシュフローとは会社のお金の流れを表しています。前にもお伝えしましたがキャッシュフロー計算書の中で最も重要な項目です。
多角的なビジネスをしている会社は多くありますが本業で利益をあげていることが前提であるべきだということは言うまでもありません。
営業キャッシュフローが多いということは本業においてお金を生み出す力が高いと言うことを意味しています。
マイナスだと倒産の可能性あり!
会社をはじめたばかりや、ビジネスの方向性を大きく変えた時期の1~2年で営業キャッシュフローがマイナスになることは仕方がありません。
そのような状況の場合は株主にさらに出資してもらうか銀行からお金を貸してもらい食いつなぐことができます。
しかし、何年も続けて営業キャッシュフローがマイナスになっている会社に投資家や銀行もお金を託したくはありません。
そのような会社は資金がショートしてしまい父さんしてしまう可能性が高いです。
個別株を買う際は必ず決算書を見ましょう。
米国高配当株といわれている会社は何年も続けて営業キャッシュフローがプラスであり財務状況が良好であるため株主への還元が手厚いです。
営業キャッシュフローがプラス
営業キャッシュフローとは「営業活動によるキャッシュフロー」の区分です。商品の仕入れや売り上げ、さらに人件費や家賃などのさまざまな経費の支払いなどでいくら出ていったかをあらわす項目です。
営業キャッシュフローとは企業でどれだけ本業で利益を出しているかを表しており営業キャッシュフローは本業の稼ぎを表していているため基本的にはプラスの数値であることが大前提です。
営業キャッシュフローがプラスの会社は良い会社の第一条件とも言えるでしょう。
手広くやる前に本業をしっかりしないとな…
手広く手を出しすぎて本業の業績にまで負債が圧迫なんて話はよく耳にします。そんなときは損益計算書の営業利益と経常利益を比較します。
営業利益はプラスでも経常利益がマイナスであるときは要注意です。原因をしっかり読み解きましょう。
営業キャッシュフローがマイナス
会社を始めたばかりの頃や会社の方針を大きく変えた1~2年で営業キャッシュフローがマイナスになることは仕方がないのかもしれません。そういった場合は株主に追加でお金を出してもらう増資という方法をとるか銀行からお金を貸してもらって資金をつなぎとめることができます。
しかし何年も続けて営業キャッシュフローがマイナスであれば株主は株を売り株価が下がり、銀行もお金を貸してくれなくなります。そうなれば会社はいずれ資金繰りに行き詰まてしまい倒産する可能性が高いです。
会社は本業で稼いでこそです。きちんと設けて行かないと会社を続けていくことはできなくなってしまいます。したがってキャッシュフローは基本的にマイナスでなければいけません。
まとめ
決算書はホームページや各証券会社によっては視覚的にわかりやすく示されており過去の決算など見ることができます。
そこで決算書を読み取る力をつけまた同業他社の業績を比較することにより良し悪しを判断することが可能となります。
その中で営業キャッシュフローは重要な項目のひとつです。私たちは注意深く見ていかなくてはなりません。
では(^▽^)
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