ビルゲイツとスティーブ・ジョブズの戦い

この本では新たなサービスを生み出した2人の世界的な経営者に焦点を当てています。ビルゲイツをオタク、スティーブ・ジョブズはヒッピーと称しています。
彼ら2人の幼少期からスタートアップ時代、そして苦悩を乗り越えて世界から認められる経営者となる軌跡を描いています。
スティーブジョブズは親日の1面もあり、禅に特に関心を持っていたそうです。ビルゲイツは現在は財団を立ち上げ世界の感染症などと闘っています。
私はNetflixのドキュメンタリー番組でビルゲイツの取り組みについて知ったばかりでさらに理解が深まりました。
この第1章から学べることはたくさんあります。自分たちだけがいち早く気がついた革新的なインターネットの世界の可能性にかけた発展させていったことです。
誰でも最初は素人です。近年で言うとYouTubeが流行りだしたときにはテレビの2番煎じ的なポジションでした。
テレビに出ていた方も小馬鹿にしていたのを覚えています。しかし現在は多くのテレビに出ていた方がYouTubeに進出してきています。
企業の広告費削減によりテレビ業界の衰退が否定できません。YouTubeは何度でも視聴できるという側面があり不労所得的なポジションになってきていると思います。
GAFAMのCEOの軌跡

次に第2章では主にGoogleの創業者の1人であるラリーペイジやAmazonの創業者のジェフ・ベゾス、Facebookのマック・ザッカーバーグについて主に起業してからの悪戦苦闘について描かれています。
特にザッカーバーグについて多く触れられていました。頭のいい悪ガキが性差別や広告の独占問題を抱え、慈善家になった経緯などについて描かれていました。
実にアメリカらしいダイナミックな話が、ちりばめられていた章になっていました。
感想

この他にも第3章では中国の急速な発展について触れており、アメリカをも脅かす存在になる可能性があると感じました。
またアメリカの企業についてのエピソードを読んでいると多くの投資家がリスクをとってアイデアに投資をしていることに気がつきました。
そこで投資家がリスクを取ったことによって新たな雇用やサービスが生まれているという現状があります。
しかし日本では投資文化が全く根付いていません。特にベンチャー企業、小さな企業への投資というものはほぼ無いに等しいです。
私たちの未来をよりよくするためにエンジェル投資家が増え、アメリカのような投資文化が根付かせなければならないと思いました。
子供への投資=教育投資
社会への投資=社会投資
株式会社への投資=株式投資
ことばの意味だけ見ると実に単純です。
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